赤ちゃんの歯磨きで血が出てしまったときの対処法
赤ちゃんが歯みがきで出血する原因
赤ちゃんの歯みがきをしていて血が出てしまったらお母さんは慌てますよね!赤ちゃんの口は小さいので上の前歯を磨くときに「上唇小帯」という上唇の内側と前歯をつなぐ部分から血が出てしまうことは意外とよくあるようです。でも赤ちゃんの歯みがき時の出血の原因は1つではありません。どんなものがあるのか見てみましょう。
お母さんが力みすぎている
自分の歯を磨くときと同じ力で磨いてしまっては、赤ちゃんのデリケートで小さな口の中からはたちまち出血してしまいます。まず歯ブラシの持ち方はグーで握りしめるのではなく、鉛筆を持つのと同じようにしましょう。これだけでも力み具合がずいぶん変わります。指先の力だけでそっと磨くようにしてみてください。
歯みがきがうまく出来ていない
歯と歯茎の間から出血している場合は、それまでの歯みがきがうまく出来ていなかった可能性が高いようです。これは歯垢が溜まって歯茎が腫れているせいで、この場合は悪い血なので出してしまったほうがいいようです。
新しい歯が生えてきている
歯は歯茎を突き破って生えてくるので、歯の生え始めには血が出ますよね。まだ顔を出していなくても、もうすぐ出て来るというときに歯ブラシで刺激することで歯茎が破れ、出血することもあります。また同じく歯みがき不足や下手な歯みがきによって口の中が清潔に保たれていない場合も、歯が生えるときに歯茎が腫れて出血し、痛みが出ることがあります。
歯ブラシが合っていない
赤ちゃん、乳幼児、子ども用の歯ブラシは月齢によって細かく大きさや仕様が異なっているのをご存じですか?歯や歯茎の強さに合わせて必要な毛の量や種類が変わります。これが合っていないために出血を招いていることもあるのです。歯ブラシはきちんと月齢に合ったものを使用しましょう。
ガーゼで止血することで対処
上記の点について十分に気をつけていても、思わぬことでやはり出血させてしまうこともありますよね。そういうときにはどういった対処が適切なのでしょうか。
上にも書いた通り、歯と歯茎の間から出血している場合は血管が切れて出血しているのではなく、歯茎に溜まった血が出ているので、十分に血を出し切ったほうがいいようです。なかなか見分けるのが難しいかもしれませんが、この場合は急いで止血する必要はなく、血を拭き取ってあげながらしっかり最後まで出し切りましょう。
それ以外のケースについては、ガーゼで止血するのが最も有効です。ティッシュだと口の中で溶けて飲み込んでしまうのでNGですが、ガーゼはいくら噛んでも大丈夫。清潔なガーゼを口の中に入れて様子を見てみましょう。たいていの場合は2枚目にかえることなく、血は止まってしまいます。
出血したら小児歯科を受診すべき?
上記のいずれかにあてはまると判断できた場合は、小児歯科に駆け込む必要はありません。それでも、いくら止血してもなかなか血がとまらない、という場合にはお医者さんに連れて行ったほうがいいでしょう。
また、血は止まったけどもそれ以降離乳食を食べなくなった、あるいは生えてきて間もない歯がグラグラしている、といった場合にも、小児歯科に診てもらうことをオススメします。磨きすぎや力の入れすぎによって歯茎を損傷し、炎症を起こしてしまっている可能性もありますので、その場合は放置しておくと食欲低下にもつながりますし、何より赤ちゃんが痛いままの状態が続いてしまいます。いつもと様子が違うと感じたらお医者さんに連れて行きましょう。
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